「たべものと日本人」 河野友美著 はじめ文庫の本棚から

マイクロライブラリー はじめ文庫

「たべものと日本人」 河野友美著  講談社現代新書 1974

はじめ文庫の本をできる限り紹介していこうと思い、このコーナーを始めます。
今回は、

「たべものと日本人」 河野友美著  講談社現代新書 1974

いつになったら、コロナという新入りさんとうまくやって行けるのでしょうか。2020年という年はまったくツー(2)レー(0)ヅー(2)レー(0)、つれづれ!(分かりました?)

友人、仲間ともなかなか会えない、仕事が減って時間ができたのに、なんだか淀んだみたいになって、エネルギーがしぼんできた。どうしようと思ってたら、若い人が、食べるものはだいじだとか喋ってるのが耳に入ったので、うむと思って、はじめ文庫の棚から抜き出してきました。

魚がいる海に囲まれている日本は、釣れるものをとって食べてきたので、新鮮なものを良しとし、その日暮らし文化が発達。新しもの好きでなんでも取り入れるが、自分自身は変化させず、日本風に変えてしまう。カレー然り、コロッケ然り。元々は高級料理のピラフを、日本では残りごはんにトマトケチャップというものに変えてしまった、などといろいろ面白いことが書いてあって、ひととき楽しめました。育った時に親しんだ料理の味は、緊張するようなことに出くわした時、精神的に安心を得られるそうな。コロナが落ち着くまで、もう少し、心身に安心する日本の味やら、時には力のつく肉やら、たくさん食べて、からだをたくましくしておきましょう。

はじめ文庫(マイクロライブラリー)は、毎月第3土曜日曜12:00-18:00 オープンしています。読書でもおしゃべりでもご自由にお使いください。

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